2023年に芸能活動を再開し、ますます多くの注目を集めている演歌界のスーパースター・氷川きよしさん(47歳)。その氷川さんが、2024年11月に創価学会の信仰を公に明かし、さらに2025年2月には学会が制作したVTRに出演したことで、大きな話題を呼びました。芸能界という公の場で、特定の宗教団体への信仰を明かすのは極めて異例です。
では、氷川きよしさんはいつから創価学会を信仰していたのでしょうか?母親や父親、祖父母といった家族の信仰歴も含めて、宗教と芸能の関係、さらには政治との結びつきにも迫ります。
氷川きよしさん、創価学会信仰をカミングアウト
2024年11月、創価学会の国際広報誌『WORLD SEIKYO』の巻頭インタビューに登場した氷川きよしさんは、自らの信仰について初めて明かしました。
「祖父母の代から続く創価学会の信仰を受け継ぎ、自分もずっと学会員であった」と語り、多くのファンや宗教関係者に衝撃を与えました。
これまで宗教について沈黙を守ってきた氷川さんが、なぜこのタイミングで信仰を公にしたのでしょうか。その理由として本人は、「自分を育ててくれた家族と信仰に感謝を伝えたかった」「嘘のない生き方をしたい」と語っています。
SNS上では「勇気ある告白」「ますます応援したくなった」「なぜ今?」といった様々な意見が飛び交いましたが、その真摯な姿勢には多くの人が共感を寄せました。
氷川きよし 創価学会はいつから?三代続く学会員の家系、家族の信仰とは?
氷川きよしさんは、福岡県出身。インタビューでは「幼い頃から祖父母が唱える題目(南無妙法蓮華経)を聞いて育った」と語っており、創価学会との接点は非常に早い段階からあったことが分かります。
特に母親は、地域の座談会や婦人部の活動にも熱心に参加していたと言われ、家族ぐるみで学会活動に関わっていたことが明らかになっています。
父親についての具体的な発言は少ないものの、家庭内では信仰に理解を示していたとされており、氷川さんが信仰を続けるうえでの支えとなっていたようです。
つまり、氷川きよしさんの信仰は「最近始めた新たなもの」ではなく、「生まれた時から自然に身についたもの」であることが分かります。
芸能×宗教×政治の関係性
氷川きよしさんの創価学会信仰が話題になったもう一つの理由が、「政治との関係」です。創価学会は公明党の支持母体としても知られていますが、近年はその影響力が徐々に低下しているとの指摘もあります。
2021年の衆院選では、党の代表を務めた石井啓一氏が落選。比例代表での得票数も600万票を割り込むなど、かつての勢いが感じられない状況にあります。
そんな中、氷川さんのような有名人が学会の価値や活動を公に支持することで、信者たちの士気を高め、選挙活動にも好影響をもたらすのではないかと考えられています。
2025年2月には、創価学会が会員向けに配信している動画コンテンツ「SOKAセミナー」に氷川きよしさんが登場。故・池田大作名誉会長への感謝の思いを語り、会員たちに強い感動を与えました。
氷川きよしにとっての「創価学会」とは?
氷川さんは、長年“演歌界の貴公子”として活躍し続ける一方で、自己表現や生き方に葛藤を抱えていたことをたびたび明かしています。
近年では「KIINA.」という名義でも活動し、ジェンダーの垣根を超えた柔らかく自由な表現で注目を集めています。
こうした“新しい氷川きよし像”の背景には、創価学会の教えがあったようです。インタビューやVTRでは、「学会の信仰が自分の存在を肯定する力になった」「困難な時期に心の支えになった」と語っています。
また、池田大作氏については「人生の師匠」「自分を導いてくれた偉大な人」と敬意を表しており、その教えを日常の中に取り入れていることが伺えます。
信仰カミングアウト後の活動と世間の反応
氷川きよしさんが創価学会の信仰を明かして以降、その芸能活動や世間の見方にも変化が出てきています。
一部では「宗教色が強くなることで一般層が離れるのでは?」という懸念の声もありますが、それ以上に「真実を語る勇気が素晴らしい」「信仰を隠さずに生きる姿勢に感動した」というポジティブな反応が目立っています。
近年、社会全体がジェンダーや宗教、精神的な価値観に対して寛容になりつつある中で、氷川さんのように「ありのままの自分」を表現する芸能人の存在は、多くの人々に勇気を与えているのです。
まとめ:氷川きよしの信仰は「家族の絆」と「自己肯定」の源
氷川きよしさんの創価学会信仰は、単なる個人的な宗教選択ではなく、祖父母、母親と続く三代にわたる「家族の伝統」であり、芸能人としての活動を支える「精神的な土台」であることが分かりました。
信仰をカミングアウトしたことで話題を集めましたが、その背景には「感謝」「誠実」「自分らしさ」という深い想いがありました。
今後も氷川きよしさんが、自身の信念と信仰を大切にしながら、音楽や芸術、社会活動を通して多くの人々に希望を届けてくれることを期待したいところです。
この記事は、2025年3月時点の報道と公表情報をもとに再構成・加筆しております。
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